Version: 1.3
THIEF計算
THIEFモデル
概要
THIEF(Thermally-Induced Electrical Failure:熱誘起電気故障)手法は、ヒートソークよりも詳細な計算によりケーブル故障を推定します。ケーブルの寸法と熱物性データを用いて、ケーブル内部の温度を計算します。ケーブル内の熱伝達は主に半径方向であると仮定し、CFASTで計算された温度または熱流束を表面境界条件として、一次元の半径方向熱伝導を計算します。ケーブルの被覆(ジャケット)による熱減衰を経たケーブル内部温度が、熱可塑性または熱硬化性絶縁材に応じた所定のしきい値を超えた時点で、ケーブルは損傷したと判定されます。
THIEFは各ケーブルを均質な円柱としてモデル化します。熱は円柱内部へ一次元的に伝導し、熱伝導率(k)と比熱(c)はすべてのケーブルで一定と仮定され、故障温度のしきい値は実験的に得られた値を用います。